ドイツが原産地のジャーマンスピッツは、
それぞれが別々の犬種として扱われています。
体高が42〜45センチと最も大きいのがジャーマン・ウルフスピッツです。
ウルフと名前に入ってますが狼の血が入っているわけではなく、
その毛色や大きさが似ていることから付けられたものです。
ジャーマン・スピッツの基本となる種類で、
他の5種はこの犬を小型化したものです。
狼のような灰色(ウルフグレー)の毛色が特徴的で
行動的且つ勇猛な性格で牧羊犬として活躍していましたが、
最近ではペットとして飼われることがほとんどです。
次いで大きいのが体高40〜41センチの
ジャーマン・グローサー・スピッツです。
白、黒、茶色の単色の毛色があり、黒の人気が高いようです。
以前は非常に人気がありましたが、スピッツの小型化が進むにつれ
飼育者も減少し、今では希少種となっています。
3番目に大きいのが体高30〜38センチの
ジャーマン・ミッテル・スピッツです。
他種とは違い上毛が細く硬い毛で覆われています。
6種の中で程よい大きさであることから高い人気があります。
そしてそれに次ぐのが体高23〜29センチの
ジャーマン・クライン・スピッツです。
ジャーマン・ミッテル・スピッツがイギリスで小型化されたもので
ポメラニアンに非常に近い種類ですが、耳の形に違いがあります。
トイプードル
チワワ
ミニチュアシュナウザー
パグ
ジャックラッセルテリア
フィンランド原産であり、フィンランドの国犬としても指定されている
フィニッシュ・スピッツは北欧に古くからいる犬種といわれ、
猟犬と狐の間に生まれたという伝承まであります。
19世紀には絶滅の危機に瀕しますが、熱心な愛好家により
純血のフィニッシュ・スピッツが保護され現在に至りました。
フィニッシュ・スピッツは体重14〜16キロ、体高38〜50センチほどで、
先述の伝承のように狐のような外貌が特徴です。
有能な狩猟犬として飼われていただけあり、体
質は非常にタフで性格も勇敢な面が強い犬種です。
体質がしっかりしているとはいえ、北欧種なだけあり暑さには注意が必要で、
日本のような多湿の夏にはしっかりとした健康管理が必要です。
狩猟犬らしくしつけによる順応性は高いため、
ペットとしては飼いやすいでしょう。
フィニッシュ・スピッツはその狩猟本能によりよく吠えることがありますが、
その鳴き声は狩猟では評価されるとはいえ
一般的には困りものであることも覚えておきましょう。
世界的に人気の犬種で、ペットとしてはもちろん
今でも狩猟のお供として活躍しています。
日本国内では未だに飼育されてはいませんが、
その人気からフィニッシュ・スピッツを飼いたいと思っている人は
多いことでしょう。
ボストンテリア
マルチーズ
ポメラニアン
ダックスフンド
ゴールデンレトリーバー
6種に分けられるジャーマン・スピッツの種類の中で小さいサイズ2種類は、
現在ではポメラニアンとして扱われることが多いですが、
れっきとしたジャーマン・スピッツ種の系統です。
ジャーマン・ツヴェルク・スピッツが現在のポメラニアンであり、
ジャーマン・トイ・スピッツは厳密にはポメラニアンではありませんが、
その区別やどちらをポメラニアンと呼ぶかについては
大々的な論議が過去にあったとされています。
日本でもおなじみのポメラニアンは、ジャーマン・スピッツの中で
最小の種類にあたるジャーマン・ツヴェルク・スピッツです。
イギリスで小型化・固定化され、ジャーマン・スピッツ種の原産地である
「ポメラニア地方」から「ポメラニアン」と呼ばれるようになりました。
イギリス王室が人気のきっかけを作ったといわれており、
特にビクトリア女王は熱心なブリーダーでもありました。
その小型犬らしいかわいらしさで、
日本だけでなく世界的に人気のある種類です。
2番目に小さいのがジャーマン・トイ・スピッツですが、
実際はジャーマン・ツヴェルク・スピッツと大きさはほとんど変わらず、
体重1.7〜2キロ、体高21センチほどです。
2種の違いとして唯一で絶対といえるのは、
毛色がパーティーカラーであることです。
柴犬
ビーグル
キャバリア
フレンチブルドッグ
コーギー
スピッツの日本原産種である日本スピッツは、
小型犬でその真っ白な外観が特徴です。
色々と説はありますが、
20世紀初頭にシベリア原産のサモエドとジャーマンスピッツを交配させ
小型化し、毛並みを純白に固定したという説が有力です。
大正10年に行われた東京での展覧会で初めて披露されましたが、
戦後までに改良繁殖・固定化され、
昭和23年にジャパンケネルクラブによって統一した基準を設けられました。
昭和20年〜30年代にかけての国内の高度成長期において、
日本スピッツは番犬用として重宝されて人気を博し、
最盛期には国内で登録された犬の40%が
日本スピッツであるという状況にまでなりました。
しかし、臆病な性格から何でもないようなことにも吠え、
一日中うるさいという悪いイメージがつくと徐々に人気も低下し、
その位置にはポメラニアンやマルチーズが入り込むようになりました。
平成3年には1,000頭をきるまでに減少したと推測されましたが、
愛好者の努力により性格面での改良が繰り返され、
現在は従来のような過度に神経質で吠えまくる犬ではなくなりました。
性格は利口で活動的な面もあり、周囲を明るくしてくれます。
知らない相手には警戒しますが、飼い主に対しては非常に忠実です。
日本スピッツのオスは体重5〜11キロほど、体高30〜38センチほどで、
メスはそれよりも一回りくらい小さめです。
全身を真っ白な長い毛が包み、光沢もあり優雅さを感じます。
ラブラドールレトリーバー
ボーダーコリー
パピヨン
シーズー
ヨークシャーテリア